琵琶湖でロクマルを釣るにはどうしたらいいのか?
琵琶湖でロクマルとの初めての出会い
数年前から琵琶湖に足しげく通い、大きな魚を釣りたい。その一心で湖に浮いてきました。
最初は、50㎝を超える魚を目指し、次は55㎝を超える魚を目指す。
徐々に50㎝後半の魚を釣るようになってきたが60㎝は超えない。
それはどうしてなのか。どうしたらロクマルと呼ばれる魚を釣ることができるのか?
ある時、たまたま投げ込んだカナダ藻の中で最初のロクマルを釣りました。
しかもテストを始めたばかりの1オンスリグで。あまりにも突然の出来事でした。
これが人生で初めて出会ったロクマル。61㎝。ぎりぎりロクマルと呼ばれる魚だったんです。
残念なのは、記録の写真を撮ろうと手を離した瞬間に大きな魚体はデッキの上に高く跳ね上がり、琵琶湖に戻っていきました。だから写真が残っていない。笑
ロクマルを釣るためにやるべきこと
最初のロクマルの出会いから数年が経過し、去年は67㎝という自己最高記録も出ました。
私はガイドでもないしフルタイムのプロでもない。
数年前は月8回くらい年間を通して琵琶湖に通っていましたが結婚し子供ができた現在は月3回くらい琵琶湖に浮ければいいくらい。
それでも高確率でデカい魚を獲ってきた。
それはどうしてなのか。ロクマルを釣るためにやるべきことって何なのでしょうか?
私がロクマルを釣るためにやっていることを箇条書きにしてみます。
2、固定概念には縛られない。人の情報にも踊らされない。
3、ロクマルを狙うならボウズを覚悟で数釣りには逃げない。
4、はっきりした戦略で魚を狙う。
5、誰かの真似事をそのままやらない。
私の場合、この5つのポイントを押さえて釣りをしています。
1、ロクマルを獲った時、絶対に獲れるタックルで挑む!
そもそも琵琶湖で釣れる魚たちは他の池や湖で釣れる魚たちよりもコンデションが良い。
丸々と太った魚体の魚が多いんですよね。
ロクマルと呼ばれる魚は3kgを超えることは珍しくありません。
みなさんの使っているそのタックル。次の一投でロクマルが喰ってきたら主導権を取れますか?
まだまだウイードの少ない春先でほぼオープンウォーターの琵琶湖なら4ポンドくらいの細い糸でスピニングタックルを使うことは正直あります。オープンウォーターなら3kgクラスが来てもじっくり駆け引きすれば最終的にキャッチすることはできるでしょう。
しかし、年間を通して琵琶湖は水草が繁茂しています。3kg+水草になるとそれなりのタックルでないと無事にキャッチすることは難しくなります。
ちなみに私のタックルは
・テキサスリグ 竿はヘビー フロロ16ポンド
・パンチングリグ 竿はエクストラヘビー PE64ポンド
・ブルフラット5.8 竿はエクストラヘビー フロロ20ポンド
こんな感じです。もちろんすべてベイトタックル。
これ以外のベイトタックルも積んではいますが、ロクマルを獲るためのタックルではありません。
ロクマルを獲るために最大限の準備をして挑む。
まずはタックルをチェックしてください。
2、固定概念には縛られない!人の情報にも踊らされない!
最近はSNSが普及し、どこでどんな魚が釣れているとか簡単に手に入る情報ですよね。あとはエリア選択などもYouTubeなど動画で解説されている情報も多い。
例えばエリア選択の情報なら、放水量が少ないなら水の流れのあるメインチャンネル付近だ とか。
もちろんセオリーなのである程度はそういうことを起点に考えることはありますがね。
ただ、私はデカい魚ほどセオリー通りの動きはしないと考えています。
放水量が少ないって聞くとメインチャンネル付近に船団ができることは多々あります。
しかし、本当にその情報は正しいのでしょうか。
こういう時にセオリー通りのエリアを外れ水深80㎝くらいの全く流れのないエリアで思わぬ釣果を出したことは経験値として多くあります。
まぁロクマルまではいかなくても50㎝後半の魚をたくさん捕獲しました。
まぁ生き物相手 自然相手のゲームですので、すべてがセオリー通りにはいきません。
人の情報はあくまで参考程度で考えていった方が良いですね。もちろん、このブログの情報も。笑
3、ロクマルを狙うならボウズを覚悟で数釣りには逃げない。
これは一番この記事で伝えたいことですね。
”デカいの釣りたいならデカいの釣るやり方をやり通す!”をしなきゃいけない。
表現は悪いですが 小さなワームでセコセコ釣りをする そりゃ数は釣れますよ。
バスフィッシングはゲームフィッシングですのでそういう方向性も悪くないです。
別に数釣りがダメだと言っている訳ではありません。
バスフィッシングを始めたころはとにかく数を釣りたいって思ってましたから。
しかも、そういう釣りでもそこそこデカいやつが混じる時はありますので。
でもその延長にロクマルと出会える確率は限りなく低いと私は考えています。
まぁ、上記2にも関することですが、どこかのプロがこのルアーでデカいのが釣れるぜ と紹介しそれを購入して使ってみる。現場で数投してみて 釣れない と判断して別のルアーに変更する。
こういうことを繰り返す人って結構多いんじゃないかと思います。
あれやこれや新しいものに手を出してしまう。
いや。手を変え品を変えるのは悪い事じゃないです。
でもね。問題は数回投げた程度ではそのルアーのキモは何も判らないんですよ。
どんなルアーにも開発者の魂が込められています。そりゃ何年って歳月を費やして商品化することだってありますから。それを数投だけしてそのルアーのキモが判るわけないってことです。
一日使いこんでボウズ。1尾も釣れないけどまだまだ使いこんでみる。
二日使いこんでようやく1尾。なんで釣れたかまだわからない。
三日使いこんで再び1尾。なんとなくわかってくることがある。
四日使い込んでまたまたボウズ。
五日使い込んで1尾。再び分かってくることがある。
単純に言えばこんな感じです。
ちなみに私は年単位で使い込みますが。笑
同じルアーを使い続けるって本当にしんどい事です。
余裕でボウズを食らうこともある。
でも使い込むうちに釣果につながる何かが見えてくることがあるんです。
テンポ、エリア、水深、シュチュエーションなどなど。
それは誰かの動画を観ても、誰かの記事を読んでもわかることではないんです。
自分の体でしか感じることができない。
誰だってボウズはイヤですよね。
そりゃ判りますが、デカいやつを狙うのならボウズは背中合わせだと私は考えています。
ビックベイトだってビッククランクだって。
使い込んでようやく成果につながる。
ボウズを恐れては使い込むことはできない。
ボウズを恐れると使い込む途中で挫折する。
結局、釣れないのはルアーのせいにしてしまう。
話が逸れましたが、ビックベイトでもなんでもこれでデカいのを釣るって決めたらそれをやり切るつもりで挑むべきだ ということです。
4、はっきりした戦略で魚を狙う。
ノーシンカーなどのフォールやステイでよく見せて喰わすのは比較的、小さいやつが口を使いやすい。だから、そういう釣りは数釣りになってしまう。
例えば、デカいやつに口を使わす方法に リアクション があります。
目の前にドスンとワームが落ちてきたら思わず喰ってしまうようなイメージ。
つまり、パンチングです。
不思議なんですがね。パンチングをやっていると比較的 小さい魚は喰ってこないんですよ。
まぁ小さくても40㎝ちょいくらい。ほとんどは50㎝を超える魚。
私はパンチング以外でも1オンスリグを使います。
それは例えばエビモのような背の高い水草のかたまりに1オンスでドスンとワームを落とす。
昨年はこのやり方でロクマル(66㎝ 5400g)を獲りました。
その他、ロクマルに届かなくても50㎝後半を数多く捕獲してきました。
そのほかの戦略でいえば、水面でだます ですね。
例えば、フロッグとかトップウォータープラグなど。
バスが水中から水面を見上げた場合、シルエットや音で喰ってきます。
つまり、見切られにくいということなんですよね。
ただ、ポッパーなどを使うと比較的小さな魚が喰ってくることが多いんですよね。
ポッパーの場合、波紋が消えるまで止めては動かすを繰り返す使い方をする人が多いですよね。
私の経験上、時々デカいやつも喰ってきますが、どうしても数釣りになってしまいます。
ヒシモなどの水面に浮く植物の上を止めずに動かし続けるフロッグは見切られにくくデカいやつが喰ってくる確率が高いですね。というか、これも小さくても40㎝ちょいくらいのが喰っています。
まぁ今年は特にフロッグゲームが成立することが難しくなりましが、一時フロッグにハマったときはそればっかりやってましたね。もうフロッグがバスの歯形でボロボロになるまで。笑
会社の後輩と一緒に行ったときは数年ぶりの自己新記録をフロッグで獲らせてあげることができました。ちょっとした使い方で釣果が大きく変わるのは私が使いこんだ経験値があるからなんです。
そのちょっとしたことって言うのは フロッグを止めない ってことなんです。
ルアーを止めるとデカいやつに見切られてしまう可能性があるんです。
バイトの数は減りますが、間違いなくデカいやつは止めない方が喰ってくるんですよね。
また、話が逸れましたが、ロクマルを狙う戦略は一日の中で大きくブレない方がロクマルに出会える確率は高くなる ということです。
5、誰かの真似事をそのままやらない
一からルアーを開発するわけではないので基本的には既製品を使いますよね。
メディアなどに書かれているやり方をそのままやったって人より抜きん出た成果を得ることはできない。ということです。
そのルアーを使いこむ中で ひと工夫 ふた工夫 することにより、人より成果を出すことができるんですよね。
結局、ルアー使い込む話に戻っちゃいますが、使い込むことにより改善したい箇所が出てくるんですよね。
例えば、フックサイズを変えてみる。
例えば、ウエイトを張ってみる。
例えば、ラバーを巻いてみる。
例えば、角度を変えてみる。
などなど。
もちろんトライ&エラーですが、工夫を加えていくことでより自分のものになってくるんです。
一日投げ続けてボウズでも最後の一投でロクマルが来るかもしれないって思えるものになる。
実は私の1オンスリグの場合でも例外ではありません。
公開はしていませんが、いくつか派生したモデルがあります。
それは使い続けることで生まれた工夫なんですよね。
人より成果を出したいなら、人とは違うことをしなければならない。
結局、ロクマルはどこにでもいる!
まぁ私がロクマルを追いかけるうえで気を付けているポイントを5つ書きましたが、人それぞれやりたい釣りは違いますよね。トップとかビックベイトとかジグとか。
正直私は今のところビックベイト系の釣りはやらないんです。
まぁ。高いじゃないですか。ビックベイトって。笑
それだけじゃないんですけど。今の釣りでも十分に勝負できると考えているからあえてカードは増やさないようにしています。
使うカードが多すぎると迷うじゃないですか。
釣りをシンプルにするために、カードは増やし過ぎないようにしています。
実際問題、お金もかかるし。笑
とにかく自分が信じたゲームを一日やり切る。
やり通した先にビックバイトが待っている。そう信じましょう。
シャローだろうがディープだろうが、そこに見合った釣り方があって結局、どこでもロクマルは居るように思えます。下らないセオリーとか固定概念は持たずに挑むべきなんです。
余談ですが、アラバマリグをやりだした時に、1月の真冬に1mのシャローで50㎝後半が連発したことがありました。
真冬ならディープみたいな固定概念があればシャローの連発には出会えなかったんですよ。
その出来事はたまたまだった。かもしれません。
しかし、結局のところ、ロクマルを含めデカいやつはどこにでも居るように考えています。
夏だから水通しのいいところなわけでもないし。
冬だからディープなわけでもない。
デカいやつはそういうセオリー通りには動いていない。
そう。ロクマルはどこにでもいる。
だから、あなたの信じたルアーを投げ続けること。
そのルアーをやりぬいてみること。
そうすることで、ロクマルに出会える確率はグッと高くなると思います。